シエナのブログ In Baltimore アメリカ
10月25日日曜日
新型インフルエンザ予防接種の翌日。
この日は季節性インフルエンザ予防接種の日でした。
しかも ドライブスルー予防接種
ハンバーガーではありません。なんと予防接種ですよ!!それをドライブスルーでなんて!
日本の医療に携わるものとしては、まさにアンビリーバボー
でもでも興味津々♪
場所は CCBC essex という大学の駐車場。ここは私が今通っているESOLの建物のすぐ横。郊外にあって、きれいでとても大きな大学です。時間は朝10時から。
さて前日の経験から、さらに早く出発し、駐車場に着いたのは8時過ぎ。
大学の構内を案内に沿って走っていくと、子供がいる車といない車で道が二手に分かれていて、子供ありの道を進んでいくと駐車場に到着。数えたら既に100台車が並んでいました。
それでも私達は良い方。あとからもぞくぞく車が並んでいき、8時30分には大学の構内に入れない車が一般道に並び始めました。
一番手前の車が私の車。奥に一般道に並んでいる車の列が見えます。
パトカーも来て交通整理していました。
でもすごい人数が並んでいるにもかかわらず、なんだかのんびり気分。とてもいい天気で、子供達が大きな声で叫ぼうが走り回ろうが、好きにさせていて大丈夫だし、なんといっても紅葉がきれいでまるでピクニックの様。
どこにドライブスルーがあるのかな?と探検に出発。
すると、思ったより近くに青いテントを発見!
wilamette滝病院オレゴンシティオレゴン
まだまだ始まる気配がなかったため、構内を散策。
紅葉がきれ〜い
そして9時50分、予定より10分だけ早く予防接種開始となりました。
テントの周りに三ヶ所スタッフが別れて集まっており、車はフォーク式に空いたところに誘導されていきます。
うわあ 車に人がたかってる!
ほんとに車を降りる必要なしのようです。
いよいよ前の車の番となりました。
看護師さんが窓越しに注射していますぅ
そしてついに私達の車の番!
前日の予防接種がミストだったため、ちっとも痛くなかったけど、どうも今回は注射であるらしいことを察した子供達。看護師さんがのぞきこんだとたん、車の最後部に逃げ込んだのでした。
で、とりあえず私。運転席に乗ったまま、左肩にブスっと一発。
次はるう。るうは右大腿部にブスリ!るうが大泣きしてしまい、ますますさゆぴんとつきっちはカチンコチン。
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パパの注射が終わったあと、意を決したさゆぴんはおとなしく左腕を差し出し終了。でも今回最もパニクったのがつきっち。最後列の座席にしがみつき離れようとしなかったので、パパに引きずり出されて半強制的に終了〜〜
ほんとは間近から写真撮りたかったけど、そんな余裕は全くなし。
看護師さんたちはとても優しかったんだけどね。
泣き止んだ後のるう。
注射が終わった子には、ご褒美(?)のステッカーがプレセントされました。
「I GOT a free flu SHOT BY A Franklin Square Hospital Center NURSE」
と書いてあります。今回の無料ドライブスルー季節性インフルエンザ予防接種は、接種会場であるCCBC essexの目の前にあるFranklin Square Hospital Center が請け負っていた様子。
いつもは一番パニクって暴れるさゆぴん。でも今回はすごく頑張りました。
注射が終わってもまた座席にしがみつき、わんわん泣き続けているつきっち。
もともと予防接種では全然泣かなかった子なのに、最近は嫌がるようになってきました・・・
帰りがけ、近くのバーガーキングに寄った私達。注射の痛みも忘れてハンバーガーをおいしく食べて帰ったのでした。
今回は8時過ぎに並び始めて、注射が終わったのが10時45分。待ち時間は2時間30分ほどでした。
ドライブスルーなんてと思ってたけど、車の中で待てるし、前日の予防接種に比べるとストレスが全然違いました。
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でもやっぱり早めに行って正解でした。10時前に並び始めたESOLの中国人の友達は、やっぱり5時間並んだそうです。予防接種に並んだ車の列も、CCBC essexの大学の周りの一般道をぐるりと囲み、信号も3つ越して延々続いていたそうです。あ〜早めに行ってよかった。
この二日間を通して、日本とアメリカの予防接種体制の違いを垣間見ることができました。
アメリカでは予防接種は保険が効きます。でも保険の種類によっては予防接種は対象外のこともありますし、保険すら入っていない(入れない)人たちもたくさんいるのが現状です。
予防接種会場は通常クリニックですが、インフルエンザの予防接種に関しては、近くの薬局やスーパーで、日時限定で受けることできます。ただし、この場合は保険はききません。値段も店によって若干異なりますが、だいたい$25〜$30です。
私のように病院に予約の電話をかけるのが辛い人や、保険を使えない� ��にとっては、この無料予防接種はとっても魅力的♪ アメリカ太っ腹〜と思いますが、これが感染症蔓延の歯止めに、少しでもなっているのではないかと思います。
予防接種に関しては、日本のように事前に熱を測ったり、医師の診察があったり ということがないことが多いです。予約時間にクリニックに行ったら、いつもと変わりがないか受付で聞かれ、変わりがないと返事したらそのまま部屋に通され、看護師さんがやってきて注射を打ちます。しかも一度に4本5本打つこともあります。その時は両腕、両足にぶすぶす打っていき、ばんそこうだらけで帰宅します。本人にとっては地獄だけど、親としてはいっぺんに済んで楽なんですが。
ドライブスルーも当然熱は測りません。事前に簡単な問診表と説明書が配られます。説明書はきちんと予防接種に関しての知識を書いていますが、ほとんどの人が隅々まで目を通さないのでは?
たとえば、アメリカでは新型インフルエンザ予防接種も季節性インフルエンザ予防接種も9歳以下は2回接種が勧められていて、説明書にもきちんと書いています。でもESOLメンバー13人の中で、このことを知っている人は一人もおらず、新型は1回で良いなどというデマまで流れている始末。
みんな、説明書よく読んでください!
日本ではインフルエンザの説明に一人ひとり5分ほどかけて詳細に説明し、同意を得てサインしてもらってから接種していたのに、あまりの違いに釈然としない ものを感じます。どっちがいいのやら・・ やっぱり説明はあったほうがいいと思うけど、それに時間を裂けば裂くほど患者さんの待ち時間は長くなるし、説明を希望しない患者さんもいる。でもアメリカみたいに完全に患者まかせにすると予防接種の目的をきちんと果たせないことがあるかもしれない。両者とも要点だけは抑えることができる工夫が必要だなと思いました。
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